ロータリスイッチを使わずに入力切換(トグルスイッチにて)
2入力以上の切換を、トグルスイッチで構成する方法である。(この論理で多段化すれば、入力数を手軽に増やせる)
※図は、Word2007で作成
ロータリースイッチを使うのが一般的であるが、こんな方法もあるということで。
〔1〕トグルスイッチで構成するメリット
- トグルスイッチは、パネル穿孔が簡単。
- 接点部分が封入されているので、接触部の酸化やゴミなど付着の心配がない。
- 回転止め(緩み)ストッパーの穿孔(ロータリーでは必須)を割愛できる。スイッチ取付ナットをキツク締めればOK。
- シャフト余長の切断作業(ロータリーでは必須)を要さない。この作業では、ガタ(機械的)発生、切粉の接点面付着のような心配が起こる。
- ツマミの削減:経済的。
- 個人的感覚:ロータリースイッチの回転ストローク(角度)と、操作感が若干好きになれない。
〔2〕デメリット
- トグルスイッチの多段構成は、切換操作(モード選択)が若干分り難い。上図の例では、①SW-1を「アナログ」に入れ→②その後SW-2で「アナログ1」か「アナログ2」を選択のような手順となる。
- ロータリでは、複数接点のパラレル化による信頼性向上策(接触抵抗の低減も)を採れるが、トグルでは不可能。
- パネル面の部品レイアウト(デザイン)で悩ましさが増える。
※自分専用的に使うなら、それほど面倒な構成ではないと思う。
次作のPart5/15V版では、この構成にする計画である。