ボリュームの配線を天板に沿わせるのは良くなかった
タカス基板で作った「ぺるけ」さん設計のトランジスタ式ミニワッターpart2で、電源投入時に、ザザ…というノイズとR側の音が出なくなる問題が再発した。
〔1〕調査結果⇒ ボリューム~基板間の配線で、ノイズを拾っていた。
〔2〕結果に至る背景
- ケース(タカチのKC型)を開けて電源や入出力信号などの配線、基板の電圧チェックなど色々と模索したが、これといった異常は見当たらなかった。
- あるきっかけで、ケース天板を開けた状態でUSB-DACとスピーカを接続し、電源を投入したら、正常に立ち上がった。
- ひらめいた! →天板に沿わせたボリューム配線を、ケース底板(GND・12V-)に沿わせる経路に変更。 →正常に動作。 →これだ。
(part2ではGNDとしており、アースとは表記していない)
〔3〕原因の分析
- ケースの天板と底板の導通状態は、あまり良くなかったとみる。ケースの四隅をアルミテープで連接したが、側板断面と天板・底板断面間のつながりが不安定(接続(接触)面積が狭く、側板と天板・底板間は挟み込むだけの構造にある)だったと考えられる。
- このため、天板とボリューム配線間でノイズが乗ったものと考えられる。
〔4〕原因を作りこんだ背景
ボリューム~基板間の配線では、基板から上方向へ配線を立ち上げた方がスムーズと考えた。天板は底板と導通している(それほどではなかったということ)のだから、天板に沿わせても同じだろうということで。 →これが原因につながったとみる。