ユニバーサル基板のハンダ付け関連作業で

ハンダ付け・外しの作業で分かってきたこと

ここまで、ユニバーサル基板を使ったミニワッタ―の製作をしてきた。

この作業で学んだこと(反省を含めて)を綴っておく。

(1) はじめに

  • 作業台、鏝台などの4S。
  • ハンダ鏝の整備、ハンダ及び吸取り線の残量確認。

(2) ハンダ付け作業

  • 基板のランドと部品の両方をキチンと温める
  • 電線は、被覆を剥離した部分を軽くハンダ乗せをしてから接続端子に絡げるやり方もある。特に、トグルスイッチのように端子間が狭い部分で有効で、基板への接続でも有効な手段。
  • ハンダは必要分流し込む。ここがけっこう難しいところで、ぺるけさんの記事と写真をよく読み・見て味わうと良い。

http://www.op316.com/tubes/tips/trbl4.htm

  • 部品(抵抗器など)のリードをジャンパ線として使うのは止めた方が良い。ハンダの乗りが悪くて接触不良の原因となる。
  • ジャンパ線は、ハンダの乗りが良い裸銅線(ぺるけさん頒布品)が無難。ただ、視力低下の我が身では、0.4mmの被覆付きジャンパ線(先の我が記事による)が使いやすい…。
  • 半導体部品(トランジスタダイオード)は、思った以上にハンダ鏝の加熱(鏝のワット数によるが)に耐える。

(3) 修復作業

  • ハンダ付けをミスったら、ハンダ吸取り線で除去してからやり直すこと。ぺるけさんの記事にあるとおりで、ケチケチしないこと。
  • ハンダ吸取りは、該当ランドに的を絞ってハンダ鏝と吸取り線を当て、サッとはがす感じで手早くやる。
  • ハンダ吸取り線は2mm幅がベター(ぺるけさんの頒布対象)で、多め(長め)に所有しておいた方がよい。案外、すぐに無くなってしまう。

(4) リードや電線などの切断作業

  • 部品リードや電線、ハンダ吸取り線などをニッパで切断する場合は、この対象物を持つ手の人差し指又は中指の先に乗せて、切った先が飛び散らないよう軟らかく受けると良い。

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  • この切断作業は、基板上やケース内ではダメ。異物混入で短絡障害や摩訶不思議な異常動作などに繋がる。