部品の回転止め穴をどうするか

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トグルスイッチのパネル面取付け例

「回転部品の実装の知恵 (ロータリースイッチ、ボリュームの取り付け) 」という題目で、――回転止めツメの位置に合わせてパネル側に穴を開けて、そこにツメを噛ませることで力がかかっても部品が回転しないようにする――ぺるけさんのノウハウが紹介されている。

http://www.op316.com/tubes/tips/k-rotary.htm

こんな観点でネット上の機器製作例を拝見すると、トグルスイッチについてもパネル面に回転止めツメ穴を開けるのをみかける。

当方は、ぺるけさんのミニワッターシリーズなどの実機写真を参考にして、回転止めツメ穴を開けない取付け方としている。

  • スイッチ付属のワッシャ・ナットの配列を入れ替えて、回転止めツメのあるワッシャを逆向き(突起をケース内側へ向ける)にする。
  • パネル面へは、付属の菊ワッシャを食い込ませて締付る。同スイッチの操作は上下動なので、この固定法で対応できる。
  • パネル表側のナットは、指先(工具を使わない)で回して取付ける。チョット厳しい作業とはなるが、パネル面に傷をつけない配慮である。
  • 最後は、ナットの緩み止めとしてケース内側でラッカーなどを塗布しておく。