アンプ初段増幅部のボリューム配線引回し

f:id:L10Eng:20181007162504j:plain

ボリューム~初段増幅間を対撚配線に手直し

先日、ミニワッターpart5 15V版(19V版の基板レイアウト)のL側スピーカから音が出なくなった。

前作ミニワッターpart2でも同じような現象を経験していたので、同じようにボリューム~初段増幅部間の配線を修正した。

  • 基板のInput(R)と(L)、GNDからの電線を対撚(ツイスト)で引出し、シャーシ(アース)に沿わせる。
  • ボリューム中間端子(回路図では矢印で表記)に接続。

結果、予想どおりR側・L側の両スピーカ出力が復旧した。

当初対撚にしなかったのは、この部分の配線が短くて済むので大丈夫だろうとの考え方にあったからである。

なお、この修正の途中にInput(L)とGND(VR側で接続、基板側は浮かせた)からの電線を対撚する策を試みたが、解決には至らなかった。

理由のほどはいまひとつわからない。

f:id:L10Eng:20181007170135j:plain

この関係の対応はけっこう神経質なところがあり、悩ましい。

ぺるけさんの「私のアンプ設計マニュアル / 基礎・応用編」の「アース回路」を読み返して、実機でいろいろトライしてみるのが一番のようである。

http://www.op316.com/tubes/tips/b431.htm