SP+側のみ切換え(SP-側共通化)
ふとしたきっかけから、SP+側のみ切換える場合の回路を作成した。
- 切換スイッチは、2接点型に小型化(安価かつ入手が容易)できる。
- 一方、SP-側が共通となるため、ミニワッターpart2を接続するのは避けた方が良いと考える。part2はDC12Vの-側がGNDになるため、別のミニワッターGNDラインへ回り込み影響を起こしそうに思える…。
- そういう観点からすると、4接点(4線)の切換スイッチが無難ということになる。
ふとしたきっかけから、SP+側のみ切換える場合の回路を作成した。
スピーカ1対(R/L)に、ミニワッター(アンプ)2台を接続する切換え器が出来上がった。
安価な作りではあるが、見栄えはそれほど悪くなく、機能面での不備もない。
ミニワッター(アンプ)のセレクタ用ケース(箱)が出来上がった。
ブリキ板(t:0.4mm程度)のヤスリがけは結構きつかった。鉄材であることと、薄いので力が逃げることに理由がありそう。
約二年の間に、ミニワッターpart2とpart5 15V版(19V版の基板レイアウト)の2台を制作してきた。
このそれぞれに魅力があるので、入力ソースで使い分けして行くこととし、手持ち部品を活用しながら、安価にセレクタを作ることを目指した。
材料は揃ったので、次は、部品配置を決めたうえで穿孔図を作成する工程になる。
ぺるけさんのミニワッターシリーズでは、タカチ製HENシリーズのケースを使用されている。
http://www.op316.com/tubes/mw/mw-15v-p5.htm
このケースは、前後パネルと底板、上板が分離する構造であり、穿孔作業から基板や周辺部品の取付け・配線作業、動作確認・調整作業までの全てをスムーズに運べる。
拙ミニワッター(part2、part5 15V版)はHENシリーズを使用していないが、この分離構造要件は踏襲している。
このことで、先日のミニワッターpart5 15V版(19V版の基板レイアウト)改修(ボリューム~基板間配線の交換)においては、ケース底板を外すだけで簡単に作業を済ませることができた。
考え落ちしていた。
スピーカ接続ケーブルのノイズ対策が出来ていなかったのだ。
昨日、ミニワッターpart5 15V版(19V版の基板レイアウト)ボリューム部分の配線を対撚(ツイスト)に改修したが、その後、本機を稼働状態で縦に動かしたら”ジ~…”というノイズが出た。
ほどなく、スピーカ接続ケーブルに原因のあることがわかった。オーディオ信号入力部に誘導ノイズが乗っているようす。
この現象は、ぺるけさんの「私のアンプ設計マニュアル / 基礎・応用編」「アース回路その2」の図4で解説されている内容に当てはまるのかと。
http://www.op316.com/tubes/tips/b420.htm
そこで、元のスピーカ接続ケーブル(ノイズ発生源)を仮設の対撚ケーブルに交換したら、一発でノイズが解消できた。
まさに、あたま隠して何とか…状態だよな。
ミニワッターpart5ケース内では対撚り配線しているのに、外部ケーブルでは対応していないなんて。
お恥ずかしい限りである。(対撚りの効果を改めて実感したしだい)
先日、ミニワッターpart5 15V版(19V版の基板レイアウト)のL側スピーカから音が出なくなった。
前作ミニワッターpart2でも同じような現象を経験していたので、同じようにボリューム~初段増幅部間の配線を修正した。
結果、予想どおりR側・L側の両スピーカ出力が復旧した。
当初対撚にしなかったのは、この部分の配線が短くて済むので大丈夫だろうとの考え方にあったからである。
なお、この修正の途中にInput(L)とGND(VR側で接続、基板側は浮かせた)からの電線を対撚する策を試みたが、解決には至らなかった。
理由のほどはいまひとつわからない。
この関係の対応はけっこう神経質なところがあり、悩ましい。
ぺるけさんの「私のアンプ設計マニュアル / 基礎・応用編」の「アース回路」を読み返して、実機でいろいろトライしてみるのが一番のようである。