トランジスタをデジタルテスタで診断する
ネット閲覧中に、トランジスタの良否診断をデジタルテスタでできないか?のようなQ&Aがあった。
そこで、ケースへの組込みの遅れている我が「トランジスター式ミニワッターpart5 15V版」のトランジスタで試験してみることにした。
(1) 基板取付け状態でトランジスタの診断可否
基板に取付けた状態ではトランジスタの診断はできない。
トランジスタには抵抗、コンデンサなどが接続されているため、これら周辺部品の影響を受ける。
(2) トランジスタを基板から取外して診断する
今の状態なら、基板からトランジスタを外せる。
アナログテスタでは何度も診断しているが、デジタルではやったことがない。また、こんな機会はめったにない。
- ミニワッターpart5 15V版基板から、R側のトランジスタを取外すことにした。
- トランジスタは4種である。「2SA950-Y」「2SA1680」「2SC3422-Y」「2SA1359」
- デジタルテスタのダイオードテスト機能(DC電圧を印加する)を使って、B(ベース)~C(コレクタ)、B~E(エミッタ)のような極間で診断するやり方とする。
この診断結果は以下のようになった。
- アナログテスタと同じ考え方で診断できることが分かった。
- テスタの機種によっては、この方法が使えないかもしれない。(使える可能性の方が高いはず)