SONYのミニコンポ改修記【03】

DHC-MD333改修作業のヒント

ソニーのミニコンポ DHC-MD333:2台の改修作業では、諸先輩のユーチューブ動画が参考になった。

 

とりわけ、以下の動画は即効性が高かった。

◆本体の開腹から内部ユニットや基板の取出し、点検修理方法から復元までの全般

SONY MD CDミニコンポ MDピクシー DHC-MD333 修理チャレンジ! パート1 audio repair (youtube.com)

SONY MD CDミニコンポ MDピクシー DHC-MD333 修理チャレンジ! パート2 audio repair (youtube.com)

◆CD読み取りレンズ周辺のグリスアップ:音飛び対策

SONY DHC-MD333 家電修理 CD音飛びする (youtube.com)

◆CD読み取りレンズ交換

Sony DHC-MD373 repair part2 (youtube.com)

 

これに加えて、拙が作業において見つけたポイントなどを備忘録として記す。

①AC電源の遮断

 必ず、AC電源プラグはコンセントから抜いておく。 ⇒ご安全に!

 

②裏面カバー取外し作業のポイント

 ミニコンポ本体の開腹作業では、上記のユーチューブ動画が大いに参考になる。

拙がポイントとするのは、裏面カバーの全ビス:13個を取外した後の同カバーを抜出す時の作業方法である。

  • 写真左側のように、カバー側面の突起に手をかけて、左右に開きながら引き出すと良い。この際、けっこう力を掛ける必要はあるが、カバーは丈夫な方なので、よほどのことが無い限り壊す心配はない。 ⇒自己判断にて
  • シャーシ底面部分では、右側写真のようにマイナスドライバーで軽く抉りながら爪を起こすと良い。

 

③CDユニット取外し作業のポイント

 CDユニット取外しにおいても、上記のユーチューブ動画が大いに参考になる。ちなみに、この機種の分解作業では一貫してプラスドライバーを使用する。

  • CDユニット上段のMDユニットは、ドライバー一本で簡単にビスを外せる。ここのフラットケーブルは外さずに、同ユニットを制御基板の外側へどっこいしょと移す。

◆できるだけ基板と前面パネルは取外さないでCDユニット取外し作業にあたる。

  • AMPユニットと制御基板のビス止めを外し、CDユニット取外しのドライバーが入る程度にずらす。
  • AMPユニットの入出力基板を取外せば、この下段にある電源部基板の角にある穴からCDユニット取外しのドライバーが入る。
  • AMPユニットのフラットケーブル類を外して、CDユニット取付けビスへのアクセス(ドライバー)を容易にする。ケーブル片側のみを外すようにする。
  • CDユニットのフラットケーブル長は22cmあり、ケーブルを外さずにメンテ可能とす設計とみる。よって、ケーブルを外さずに作業したい(できるだけ)。
  • 前面パネルは、フラットケーブルを外さないで開いておく。

※CDユニットと前面パネルのフラットケーブルは、出来るだけ抜差しを避けたい。

 ここのフラットケーブルは他のものより強度が低いため、断線障害が起きやすい。