SONYのミニコンポ改修記【02】

改修したDHC-MD333:2台

 改修したソニーのMiniコンポ(DHC-MD333)は、10年ほど前からFMチューナとして使ってきた中古品と、昨年11月にネットオークションで調達した本体のみ(スピーカなど無し)の2台である。

 

①2台所有について

 改修当初の手持ちは1台だったが、分解作業中の部材管理が不十分で、復元時に幾つか疑問が出てきたことから、参考用として2台めの調達となってしまった恥ずかしい経緯がある。

 いっぽう、2台所有することにより機器の劣化傾向を把握できたことと、分解作業の効率化と正確な復元ができたことの利点(言い訳)はあった。

 

②DHC-MD333の不調傾向

 Miniコンポ:2台の不調傾向はほぼ同じであった。ネットオークション出品のMiniコンポを見ても、製造メーカや機種などに係らず不調傾向は同じよう(個人的な見方)である。

  • CDユニットは、トレーゴムベルトの劣化とディスク読取りの不調が多い。モータや基板の関係は丈夫なように思われる。
  • MDユニットも、ディスク抜き差し部分に不調が出やすいよう(個人的な見方)である。

 

 これらの不調の主因は経年劣化にありそうで、定期的な維持管理(部品交換など)が必要なことを意味するのであろう。

 言い替えれば、オークション出品のMiniコンポなど(一般的に加齢が進んでいる)を見たときに、「(今は)正常に稼働している現状品が高値」という傾向には疑問ありということになろう。