ボリュームの6ステップ化【04】

抵抗器の取付

ロータリースイッチのシャフト切断が終了して、抵抗器を取付ける作業に着手。

この作業の要領は以下のとおりとした。

  • 抵抗器 ±1%-1/4Wは5種12個(R側/L側)あるので、ビニール袋で分別しておく。また、テスターで抵抗値を再確認しておく。
  • ロータリースイッチの軸回転方向と端子番号の関係を再確認し、端子近くに番号を記入(細字サインペンなど)しておく。
  • 6ステップ化回路図面とスイッチ(実物)端子配列方向を合わせて、角材とクランプで留めておく。こうしておくと、抵抗器取付けミスを防げるしハンダ付け作業が楽になる。(齢眼でも安心)
  • 抵抗器リード(足)の曲げ方は、ユニバーサル基板の時と同じ方法とする。この際、抵抗器のカラーコード配列方向を全品で統一しておく。曲げRは、ドライバ軸を利用した。
  • 抵抗器の足はまだ切らないで、スイッチ端子穴を通して、中心へ向けて放射状にはめ込んで行く。こうすると、対角の抵抗器リードの張力・絡み合いにより抜け落ちを防げる。
  • 抵抗器6個直列(片側)の両端は外部配線時まで保留とし、その他は順番にハンダ付けして行く。スイッチ端子穴に抵抗器2個がクロスして通るので、リードの絡げはやめても接触の安定は保てるとみる。端子の強度に不安もあるので。
  • ハンダ付けが終了したら、抵抗器の余長リード(足)をニッパで切断する。一つずつ確認しながらとし、余長でないところを切断しないように注意する。
  • ハンダ漏れやてんぷらハンダなどのないことを確認して作業終了。(6個直列(片側)の両端は残したままで良い)

作業は結構スムーズに進めることが出来た。(基板やトグルスイッチのハンダ付けと比べるとかなり楽)

実は、この要領にたどり着く数日前まで「12個もの抵抗器をいかにうまく取付できるのか」あれこれ考えていた。

いざ、部品や工具などを手に取ってチョッとやってみると、作業のアイデアがいろいろと浮かんできて、いつもの悪い癖がまた出てしまったと後悔もある。

まあ、考えること自体は脳の活性化になったはずと自己満足しておこう。