ボリュームの6ステップ化【06】

原因の判明

実は、拙「トランジスタ式ミニワッター part2」の音量調整が不安定だった原因はハンダ漏れにあった。

ボリュームのアース接続側端子に配線を絡げたままでハンダ付けを忘れて、接続が不安定になっていたということ ⇒写真の左側。お恥ずかしい限り。

まあ、今回の6ステップ化が原因発見のきっかけになったわけで、良い意味で収穫が増えたとお気楽に考えよう。

せっかくボリューム(50kΩ-A 2連)を取外したのだから、5年経過による抵抗値の変化状態を測定しておくことにした。

1)抵抗値測定要領

  • 試料ボリュームを既作治具(ベニヤ板)とクランプ、角材の組合せで取付け ⇒写真の右側。
  • ぺるけさんの「私のアンプ設計マニュアル / 雑学編」/「2連ボリュームの左右アンバランス補正」に則って、デジタルテスターで抵抗値を測定。

My Tube Amp Manual (op316.com)

 

2)測定結果と所感

  • 元は補正抵抗器不要の5年経過という品であるが、ぺるけさんの仰っている「左右のアンバランスは±0.3dBくらいの範囲に減っています。これくらいまで追い込めれば文句ないでしょう。」の範囲に収っていた。
  • 当時秋葉原の店舗で購入した汎用ボリュームで、当たりを引いたようである。次の出番まで休んでもらおう。