ボリュームの6ステップ化【05】

6ステップ化改修

トランジスタ式ミニワッター part2」のボリューム(50kΩ-A 2連)を、6ステップ切換型(ロータリースイッチと固定抵抗器による)へ改修する作業が終了した。

この作業要領は以下のとおり。

  • 既存ボリュームに接続中の配線を取外す。配線自体は継承できるので、ここのハンダ接続部のみが対象となる。各配線の反対側はそのままでよい。
  • 6ステップ化ユニット(ロータリースイッチ・固定抵抗器)をケース前面パネルに取付ける。位置と機能はボリュームと変わらないので、スイッチフレームのシャーシアース接続も継承する。
  • 入力のRCAジャック(R/L)系及びミニワッター基板へ接続している既存配線を、当ユニットへ再接続する。この時、信号配線のR側/L側(色分けしてある)を入れ違いにならぬよう注意を要す。
  • ユニット内の5.1kΩ抵抗器(末端)側は、R側/L側リード(足)をスイッチ中心位置で跨線橋状に繋いで、基板からのGND線と空中ハンダ接続する。(万一、この周辺で短絡を起こしても大きな障害には至らないはず)
  • 配線の確認後、ツマミを取付ける。貼付していた型紙を使ってツマミ回転位置(角度)を調整し、その後に型紙をはがす。

 

6ステップ化の使用感は以下のとおり。

  • 最小の位置では若干音が聞こえる(音源側の音量設定にもよる)が、消音するまでの使い方ではないので問題なし。
  • 4dBステップの音量切換自体は、特に違和感なし。程よい使い勝手である。
  • ボリュームのギャングエラーや、抵抗体の経年劣化などの懸念材料を無くせたことは大きい。また、クロストーク改善を期待できるかも(この件では、ロータリースイッチ2個でR側/L側に分離する考え方もありそう。固定(数値)的に音量設定が可能なので)。
  • 音質云々のようなことは遠慮しておくことに。拙耳自体がギャングエラーや経年劣化状態にあることもあって。